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伝統の味がココに!西伊豆ご当地グルメ   

西伊豆町しおかつおを使ったご当地グルメがある!」

情報を聞いた、しずふぁん!!1の食いしん坊(?)ライターの柚子。
「まずしおかつおって、どんな食べ物なんだろ?」さっそく調査してきました。


▲カツオ(提供:カネサ鰹節商店)

捌かれていない状態のカツオを見たことがない私。
だって我が家のカツオといえば、パック詰め状態のカツオのたたきですもん。
もしくは、鰹節ですね。


▲(左から)西伊豆しおかつお研究会  副会長:中島繁さん  会長:芹沢安久さん

現在、西伊豆町の「しおかつお」を全国に広めようと奮闘している「西伊豆しおかつお研究会」。
まず「しおかつお」がどんなものなのかを教えていただきましょう。

しおかつおは、カツオを丸ごと塩に漬けこみ、乾燥させて作るカツオの乾干し塩蔵品(からぼしえんぞうひん)です。
以前、西伊豆田子港はカツオがたくさん水揚げされた鰹漁で栄えた町で、しおかつおは江戸時代にカツオを長期
保存させるために考えられた保存食なんですよ。
西伊豆しおかつお研究会は、西伊豆にしかない伝統的な保存食のしおかつおを通じて、西伊豆そして伊豆の地域
を元気にするために発足しました。」

熱く「しおかつお」にかける想いを話してくれた芹沢さん。

3年前、2人で始めた西伊豆しおかつお研究会も、現在は40人近い会員で活動の輪を広げています。
(※記事内の「西伊豆」は、西伊豆町を指しています。)


▲カツオの良い香りがします

会長である芹沢さんが経営している『カネサ鰹節商店』。
創業明治15年、「手火山式焙乾法(てびやましきばいかんほう)」にこだわり、商品を作り続けています。

「この手火山式焙乾製法を使った製造法で継承している鰹節製造元は、日本でも当店を含めて数店しかありません。
江戸時代から伝わる昔ながらの燻し乾燥方法で、もっとも手間のかかる方法なんです。」

美味しい商品を提供するために手間は惜しまない。まさに、「職人」ですね!


▲お飾り付きの「しおかつお」

お店の一角に飾られていたカツオ。これが、「しおかつお」なんです。
西伊豆町に伝わる正月の風習です。
松崎町産のワラで飾りを付けた「しおかつお」は、商売繁盛・開運大漁・子孫繁栄を祈願して、玄関先や神棚に飾ります。
縁起の良い食べ物として、お正月の神棚に「正月魚(しょうがつよ)」という名前でお供えされます。

しかし、この「しおかつお」を作るお店が年々減少しています。
「西伊豆町で作っているのは、(大きなところで)漁協とウチぐらいかな?」
伝統(しおかつお)を受け継いでいくために、西伊豆しおかつお研究会は活動しているんですね。


▲しおかつお商品がズラリ

それぞれ適した食べ方があります。

(写真左)焼き身は、このまま食べると塩辛いです。(←つまみ食いしました)
ご飯にのせてお茶漬けにしたり、細かくほぐしてお塩の代わりに使うと旨味が出てGOOD。

(写真右)生切身は、ある程度の時間(お好みで)お酢に漬けてから食べると美味しいんですよ。
特に、お酒のおつまみにピッタリ。ぜひ試してみてね。

※「しおかつお」は、店舗によって商品名の表記が違います。


▲三角屋水産(さんかくやすいさん)  万能塩鰹(40g 350円)・塩鰹茶漬け(100g 1,000円)

西伊豆しおかつお研究会・副会長の中島さんは、『三角屋水産』の取締役副会長。

しおかつおを簡単・手軽に食べられる方法は?」から考え出された商品がこちら。
江戸時代には、「しおかつお」をご飯の上に乗っけて熱湯・もしくはお茶をかけて食べていたんだって。
その発想を現代風にアレンジして誕生したものなんです。

食べやすいように焼いてほぐし、昆布・胡麻・海苔・ワカメを混ぜてあるんですよ。


▲これが、「西伊豆しおかつおうどん」(提供:西伊豆しおかつお研究会)

「イベントではこんな感じで提供しているんだよ。」芹沢さんが見せてくれた写真に私は感動しました。

つゆは少な目、そして「夕陽のまち・西伊豆」をイメージさせる温泉卵。
なまり節・鰹節・ネギ・ふりかけ・そして中央にほぐした「しおかつお」がトッピングされているんです。

「あー、こんな美味しそうな写真を見せられたら食べたくなるじゃないですか!」 興奮気味の私。
「じゃあ、食べに行こうか?」芹沢さん、その一言待ってました。ぜひご案内お願いします。


▲さかなや食堂(左から)初代:山本博文さん・奥様:操さん 2代目:隆義さん・奥様:宏枝さん

昭和35年創業。親子2代で経営している地元に愛されるお店です。
「地元でよく食べているしおかつおをお客様にいかに食べてもらうか。」を考えて提供しています。


▲(左から)しおかつおうどん:600円

各店舗によって「しおかつお」はアレンジされて、提供されています。
西伊豆しおかつお研究会で推している「しおかつおうどん」をはじめ、お茶漬けやラーメン、パスタもあるんです。
中に入っている具材も、各店舗で少しずつ違うんですよ。

「ウチでは、しおかつおをほぐさずに切り身をそのまま入れているんだよ。ほぐすとしおかつお
どこにあるかわからないし、お客様にしおかつおを知ってもらうには切り身が入ってる方がインパクトもあるからね。」

2代目の隆義さんが工夫を凝らして作っているそうです。
では、さっそく「さかなや食堂」こだわりの「しおかつおうどん」をいただきましょう。


▲口いっぱいに頬張る

しおかつおの切り身が入っているので、まず切り身をほぐすことから始めます。
次によーく混ぜ、食べると口の中に広がる「しおかつお」の風味。

「おぉー、これがしおかつおうどんか!」満足なこの表情。
くさみもないし、どんどん食べれちゃう。


▲しおかつおの焼き身(300円)、お味は?

芹沢さんは焼き身を一口。
「焼き身は、ご飯と一緒に食べるのが一番だな。」食べ慣れたようすでパクパクいっております。
さかなや食堂では、定食にプラスして焼き身を頼む人が多いそうですよ。


▲メディアも注目!

ちょうど私が取材していると、テレビ局の皆さんが「しおかつお」の撮影にきました。
そして、「しおかつお」について話す芹沢さん。
テレビ局の皆さんが帰ったあとに、今後の「西伊豆しおかつお研究会」の目標を教えていただきました。

「本場の西伊豆しおかつおメニューを食べるために、西伊豆に来てもらいたいです。」と芹沢さん。

「昔、鰹船が世界を駆けまわっていたように、今後は世界にもしおかつおを発信したいです。
そして西伊豆の未来を変えるために、しおかつおを産業として大きくしていきたいですね。」と中島さん。

あの静岡県の川勝知事も絶賛したという「しおかつお」。
今後は日本だけではなく、夢は大きく海外でもその美味しさを知ってもらえたらいいな♪

※この記事は2012年11月に公開しました。

カネサ鰹節商店
所在地:賀茂郡西伊豆町田子600-1
TEL:0558-53-0016
営業時間:8:00~19:00(土 ・日曜・祭日10:00~17:00)
定休日:無休
URL: http://homepage2.nifty.com/kanesa16/

さかなや食堂
所在地:賀茂郡西伊豆町田子1603-5
TEL:0558-53-0169
営業時間:10:30~19:00
定休日:火曜日

西伊豆しおかつお研究会
URL:http://www.shiokatuo.com/


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